持ち込まれたパソコンを見てみると、偽のシステムチェックソフトがインストールされており、パソコンを起動するたびに、嘘の警告画面が出まくり、スタートメニューに本来表示されているはずのメニューが消え、デスクトップ上のアイコンも消えている始末。
ちゃんとウイルス対策ソフトはインストールされていたとのことなのですが・・・。
幸い、レッスン中に調査及び修復作業をさせていただき、無事にパソコンは治すことができました。
さて、パソコンのセキュリティ対策ですが、「ウイルス対策ソフトが入っているから大丈夫!」とか「メールはやらないから大丈夫!」とか思っていませんか?
実は、ウイルス対策ソフトが入っているだけでは不十分で、上記の生徒さんのような怪しいソフトウェアがインストールされて大変な事になってしまうことがあります。
このような被害に遭わないようにするには、最低でも以下のことをやって欲しいと思います。
1.Adobe Flash Playerのアップデートを促す画面が表示されたら必ずインストールする。
2.Adobe Readerのアップデートの準備が出来たという画面が表示されたら必ずインストールする。
3.Javaの最新版がありますという画面が表示されたら必ずインストールする
4.Windowsの更新プログラムがありますという通知がされたら、放置せずにインストールする。
殆どの初心者の方は、上記1〜3のアップデートを、「インストールして良いのか判断できないため」、怖くて放置しているのが現状です。
本来はインストールせずに放置しているほうがはるかに怖いのですが、誰も教えてくれないので放置されているのです。
パソコンメーカーや、ウイルス対策ソフトメーカーなどは、みなさんがこれらのアップデートを不安なくインストールしてくれるようにもっと周知するべきだと思いました。